考え方
第一印象では何もわからない!
今の学生たちはみんな、面接会場に元気よく入ってきます。
ハキハキしています。もじもじしている学生なんてほとんどいません。
「志望動機」「自己PR」も立て板に水。時には意表をついたパフォーマンスなんかしてくれる場合もあります。
会話だって私たちが二十歳だったころと比べると、格段に上手い。
たとえば「自分の短所を述べてください」と質問したとします。
自分の短所に触れることで、長所を並べ立てる自己PRよりも、学生たちの本音が聞きだせるかもしれないなんて淡い期待すら抱かせます。しかし学生たちはちゃんと心得ているのです。
「私の短所は、いろんなことに興味を持つことです。」
「私の短所は、ひとつのことに熱中することです。」
ヌケヌケと言います。これのどこが短所なのか。どう考えても長所です。
「短所を聞かれたら、長所の話に変えてしまいなさい」。
どこかで誰かが、学生たちにそう吹き込んでいるのです。どこにも本音がありません。
学生たちは全身くまなく鎧で覆っているのに、その鎧姿だけを見て、何がわかるというのでしょうか?
「第一印象でわかる」という方は、残念ながら人事のスキルが無い人です。
学生たちが身にまとっている鎧を脱がせられないので、「第一印象」でお茶を濁してしまうのです。